白いTシャツやYシャツなど、洋服が気が付いたらピンク色に変色していた、そういった経験をしたことがある人は少なくないのではないでしょうか。
このように洋服がピンク色になってしまうのは、赤カビが原因となります。
今回は赤カビが発生してしまう原因、また赤カビの取り方と予防法について紹介していきます。
目次
洋服に赤カビが発生する原因とは!?
なぜ洋服に赤カビが発生してしまうのか、その原因は多くの人が「つい」やってしまうことにありました。
私たちの多くが、汗をかいたら洋服を着替えることと思います。
みなさん、着替えたときの洋服はどのようにしていますか!?
きっと多くの人が脱いだ洋服を洗濯機に入れたり、かごに入れたりしていることと思います。
しかし実は、この行為こそが赤カビが発生してしまう原因となってしまうのです。
汗をかいて脱いだ洋服は、汗をたっぷり吸収した状態となっています。
その汗をたっぷりかいて吸収した洋服を放置しておくことにより、赤カビが発生しやすくなってしまうのです。
赤カビが好きなもの、それは水分と皮脂です。
汗をたっぷり吸収したTシャツは赤カビの好物であると言えます。
そのため赤カビが発生しやすくなるというわけです。
ちなみに、赤カビは一度発生してしまうと簡単には取ることができません。
そのため赤カビは大変厄介なものとなります。
洋服に発生した赤カビの取り方や注意点とは!?
一度発生した赤カビは、簡単にとることができません…といってもお気に入りの洋服だとなんとかして赤カビを取りたいと思うでしょう。
赤カビが出るたびに洋服を捨てるわけにはいきませんし、なんとかして赤カビを取る方法を知りたいと思うのは当然のことです。
では、赤カビの取り方について紹介していきましょう。
いくつかありますので紹介していきます。
まず最初に紹介する赤カビの取り方は、ワイドハイターそして重曹を使った取り方です。
どちらもスーパーまたホームセンターですぐに手に入れることができます。
ではワイドハイター、重曹を使った取り方を紹介していきます。
- まず洗面台に水を貯める(温度は50度がベスト)
- ワイドハイターをキャップ半分ほどの分量で入れる
- 小さじ1つ分の重曹を入れる
- 30分間のつけ置きを行う
- やさしくもみ洗い
このような工程で赤カビを取っていき、その後洗濯機で通常通り洗濯します。
こちらの方法で麻、綿の洋服に付いた赤カビをきれいに取ることができます。
そして次に紹介する赤カビの取り方は、カビキラーを使った取り方です。
カビキラーも、スーパーまたホームセンターですぐに手に入れることができます。
ではカビキラーを使った取り方を紹介していきます。
- 洋服に付いた赤カビにカビキラーを直接吹きかける
- そのまま放置し薬剤を浸透させていく
- 薬剤が残らないようにしっかりすすいでいく
このような工程で赤カビを取っていき、その後洗濯機で通常通り洗濯します。
カビキラーを使用する場合には注意が必要で、素手でカビキラーを触ってはいけません。
素手でカビキラーを触ってしまうと手が荒れてしまいます。
また、カビキラーを使用する場合には換気が必要です。
窓を開けてしっかり換気ができる環境でカビキラーを使用するようにしましょう。
カビキラーは使用に注意が必要であるため、気を付けて下さい。
洋服の赤カビはクリーニングで取れるの!?
自分ではどうしようもない洋服についてしまった赤カビ、「クリーニングできれいに取ることはできないものか…」と考える人は多いでしょう。
洗濯のプロであるクリーニング店では、洋服についたカビの除去を行っています。
選択のプロであるため、もちろん赤カビの除去も可能です。
しかしクリーニング店に持っていけば、どんな赤カビもきれいになるわけではありませんので、そこは注意するようにして下さい。
クリーニングできれいにできるが、全てではないということを頭に入れておきましょう。
クリーニングで取ることができないほどの赤カビを洋服に発生させないためには、日ごろの予防、そして対策が大切になります。
では洋服の赤カビ・対策を次の見出しでは見ていきましょう。
洋服の赤カビの予防・対策法とは!?
洋服の赤カビの予防・対策法について詳しく見ていきましょう。
赤カビは、発生させないことがなによりも大切です。
汚れたまま放置しない
赤カビを発生させないためには、汚れたまま放置しないことが一番です。
汗をかいて放置した洋服、この放置した時間が長くなれば長くなるほど、赤カビは発生しやすくなると言っていいでしょう。
汗をかいて洋服を着替えるとき、すぐに洗濯することをおすすめしますが、なかなかすぐに洗濯することができないということが多いでしょう。
自宅で着替えたのであれば、洗面器にお湯を入れ、その中に汗をかいた洋服をつけ置きしておくことをおすすめします。
そうすることで洋服についた汗を洗い流すことができるでしょう。
つけおきしておく
先ほども紹介していますが、つけ置きが効果的です。
よりつけおきの効果を上げるのであれば、水で薄めた洗剤と一緒につけ置きすることをおすすめします。
ただ水の中に入れただけの状態よりも、赤カビを予防することが可能となります。
みなさん洗濯にはどのような洗剤を使用していますか?
洗剤には粉、液体などがありますが、つけ置きする場合に使用するのであれば、すぐに水に溶けてくれる液体洗剤を使用することをおすすめします。
洗濯機の掃除を行う
洋服に付く赤カビを発生させないためには、洗濯機の掃除を行うことをおすすめします。
洗濯機の掃除は定期的に行う必要があることを知っていますか!?
実は洗濯機にはカビが発生しやすく、カビが発生した洗濯機で洋服を洗うと洋服にそのままカビがついてしまい繁殖してしまうのです。
洋服をきれいにするための洗濯機にカビ…、考えただけで恐ろしいです。
洗濯機の掃除ですが、
- 塩素系クリーナー
- 酸素系クリーナー
- 重曹
といったものできれいに掃除することができますので、定期的に行うことをおすすめします。
まとめ
洋服についた赤カビの原因、予防、対処法について紹介していきました。
- 赤カビは汗をかいた洋服を放置したことにより発生することが多い
- ワイドハイターや重曹、カビキラーを使って赤カビを除去クリーニングに過度な期待はしないこと
- 汗をかいた洋服は放置せずすぐに洗剤につけること
- 洗濯機を定期的に掃除することで赤カビを防ぐことができる
いかがでしたか!?
今まで赤カビの被害にあったことがないという人でも、いつ赤カビが発生してしまうか分かりません。
いざというときにすぐに対応できるためにも、頭にしっかり入れておきましょう。