麦茶を1年中冷蔵庫で容器に入れて、冷やしていつでも飲めるように保存しているご家庭はたくさんあると思います。
育ち盛りのお子様がいらっしゃるご家庭は特に夏休みは補充した麦茶がすぐになくなって、いくら作っても追い付かない事があるのではないでしょうか。
毎回沸かして入れた麦茶を冷まして飲むこともあれば、水出し麦茶のように水と麦茶パックを容器に入れておくだけで飲めるようになるものもあります。
麦茶の容器は新しいお茶を入れる時に毎回洗剤で洗い、定期的に消毒をすると清潔が保てます。
しかし水出し麦茶を継ぎ足しで作るご家庭の中には、毎回洗わずに気になった時だけ洗うと言う人もいます。
確かに2~3回麦茶を入れ替えただけだと、容器が汚れているように見えません。
しかし容器をきれいにしておかないと、麦茶の容器の中や注ぎ口にもカビが生えてしまいます。
目次
プラスチックの麦茶の容器の白い斑点はカビなの!?
真夏は暑くて運動をしなくても、汗が流れます。
そして学校や外出から帰ってから、まず最初に飲みたくなるのが麦茶です。
暑い外から涼しい家の中に入って、最初に飲み干す麦茶の美味しさはたまりません。
麦茶を専用ボトルで作っている場合、残り少なくなると新しいパックに入れ替えて水を足して冷蔵庫で保管します。
そして洗わずに飲んでは足す事を繰り返していると、ある時何気なく見た麦茶の容器の中に白い斑点が付いていることに気づきます。
もともと何もなかったところに白い斑点を見つけると、何か体に良くないような物のように思えます。
この斑点は次の2つのうちの、どちらが当てはまります。
カビ
麦茶は冷蔵庫に入れておけば、長期間保存が効いて品質も落ちないような気がします。
しかし麦茶は意外と早く傷み始め、冷蔵庫で保存し始めて2~3日経過すると傷んできます。
麦茶はミネラルなど栄養が豊富なので、それを材料にカビはどんどん繁殖します。
麦茶の容器は常に湿気が高いので、カビが発生したらどんどん増えて行きます。
カルキ汚れ
麦茶の専用容器が白く汚れている場合は、カルキ汚れの可能性もあります。
水道水を沸かして麦茶を作る時、そこに含まれるカルキなどのミネラル成分が固まって汚れになります。
特にプラスチックの容器では、スポンジで擦り洗いすると表面に傷がつきそこに塩素などの汚れがたくさん貯まります。
それが増えると麦茶に汚れが浮きますが、麦茶を傷つきにくいガラス容器に入れて保存すると防ぐ事ができます。
麦茶の容器の上手な洗い方、カビの対策方法は?
麦茶を美味しく飲むために、容器の上手な洗い方を覚えましょう。
そしてカビ対策方法も一緒に覚えて実践すると、安心して麦茶が飲めます。
ハイター・漂白剤を使った洗い方
キッチンハイターや同じタイプの漂白剤を使用します。
方法は50℃くらいのお湯にキッチンハイターを入れて、そこに麦茶のボトルと浸けておきます。
このまま半日~1日放置して、ハイターから取り出したらスポンジで軽くこすり洗いをして汚れを落とします。
プラスチックの容器の場合は、柔らかいスポンジで優しくこすり洗いします。
重層を使った洗い方
100円ショップでも購入できる重層は、カルキやカビ落としにも効果を発揮します。
食器洗い用のスポンジに重層の粉をつけて、白い斑点をこすり落とします。
蓋つきの麦茶の保存容器なら、水と重層を中に入れてジェイクしてからスポンジで擦り洗いします。
クエン酸を使った洗い方
麦茶の容器のカビやカルキの汚れには、クエン酸も効果があります。
麦茶の容器にお湯を入れて、そこにクエン酸やお酢を入れます。
この時のお湯とクエン酸の割合は、「お湯:お酢・クエン酸 = 1ℓ:100ml」です。
カビやカルキをしっかり落としたいときはお酢やクエン酸水をキッチンペーパーに浸みこませて、白い斑点の部分に貼り付けてパックします。
約15分パックしてから拭くと、白い斑点はきれいに消えてなくなります。
麦茶の容器は麦茶を全部飲んだら洗剤で洗って乾かして、それから新しい麦茶を継ぎ足すと清潔が保てます。
麦茶の保存容器を複数用意しておくと、いつも清潔な容器に麦茶を作る事ができます。
カビ予防にはハイターやクエン酸などを使うと漬け置きしておくだけでカビやカルキが除去しやすくなるので、ぜひ試してみて下さい。
麦茶の容器のパッキンのカビの対処法は!?
麦茶専用のポットにはポットの蓋やゴムパッキンなどに、黒カビが生えてしまいます。
これもなかなか落ちずに困る事がありますが、50℃のお湯にキッチンハイターなどの塩素系漂白剤を入れて、半日程度ゴムパッキンをつけ置きします。
この方法ならカビ菌は死滅します。
ガラス製の容器の方がカビにくい!
麦茶の容器は、プラスチックを使っているご家庭が多いかもしれません。
その理由はプラスチックの方が軽いことと落として割れる危険性が無いので、お子様がいるご家庭でも安心して使えるからです。
しかしプラスチック製品はカルキ汚れが付きやすく、熱にも弱い性質があります。
スポンジで洗うだけで目に見えない小さな傷がつき、その傷の中に汚れがたまりやすくなります。
こまめにハイターなどで消毒をしても、傷や汚れで色あせて見た目にも清潔感がなくなります。
その点ガラス製の容器はスポンジで擦り洗いをしても傷はつきくいので、隙間に汚れがたまる事はありません。
熱々のお湯で洗っても、耐熱性があるガラス製の容器は品質が落ちません。
消毒もしやすく清潔が保てるので、ガラス容器の方がカビの発生が防ぎやすいです。
まとめ
麦茶の保存専用容器に付いている、白い斑点についてご紹介しました。
真夏には麦茶をどんどん作り替えるので、専用容器をいつ洗えばいいのかタイミングにこまります。
そしてそのまま使っていると、いつの間にか白いカルキ汚れが付いてしまいます。
そしてカルキかと思っていた白い汚れが、カビの可能性もあります。
麦茶などを入れる容器は同じ物の方が使い勝手がいいので、新しいものになかなか変えられません。
しかし白い汚れがカビだった場合、口に入ると体に良くない影響を与えます。
定期的に洗って、対処していく必要があります。
そしてガラス製の容器に変える事も、一つの手段です。