ジャガイモでよくみることは芽が生えてくることです。
芽が出てくるだけでなく、カビも生えてきます。
芽に関しては義務教育の中で毒があるということくらいしか学んでいないと思いますが、カビが生えた時の対処法は義務教育では教わらないと思います。
皆さんもカビが生えてきたり、芽が出てきたことを見ることがあると思いますが、どうしていますか。
その部分を取り除いて調理、または丸ごと処分しますか。
ここではカビと芽が出た時の対処法について調べていきます。
目次
ジャガイモにカビが生える原因は!?
ジャガイモに白っぽくなったものが付着していたらそれはカビの可能性が高いです。
カビは、繁殖に最適な環境であればジャガイモにも繁殖してしまいます。
その最適環境とは、20~30℃くらいの温度で70%以上の湿度で、さらにカビに繁殖するために必要な栄養ですが、通常の浴室などでは皮脂汚れやほこりがカビの栄養源になりますが、ジャガイモの場合はジャガイモ自体が栄養源となってしまい、汚れやほこりに比べて非常に高い栄養となっています。
よって空気中のカビ菌が付着すれば、温度湿度が揃えば繁殖しやすいでしょう。
湿気の多い場所に保管していたり、日光などの光に当たっている場所に保管しているとカビが生えやすいです。
カビの発生原因として考えられるのは、ジャガイモを掘り出した直後に乾燥させずに収穫した場合でしょう。
乾燥が不十分だったため、その部分にカビ菌が付着して繁殖することが考えられます。
この場合は店頭に並べられる前に取り除かれると思いますので、家で見かけるジャガイモのカビはこの原因に該当する可能性は非常に低いでしょう。
ジャガイモのカビの見分け方は?
ジャガイモの皮の表面に白っぽく付着していたらカビの可能性があります。
白くぽつぽつしていたり、または黒っぽくポツポツと出てきたり変色している場合があり、すべてではないですがカビと思われる症状です。
ただし表面が変色せずぶつぶつがあることがありますが、こちらはカビではなく皮に模様がついているものでしょう。
これは自宅栽培などで起こることが多く、店頭でのジャガイモはない場合が多いです。
ジャガイモから芽が生えている場合はどうするの?
ジャガイモの芽には毒があるということは小中学校の義務教育の中の家庭科の授業でも教わる基礎的なことです。
普通の家庭でもジャガイモの芽を取り除くことはしていると思いますが、そもそも生えてしまったジャガイモは芽をとっても安全なのでしょうか。
この意見については、芽だけ取り除くという意見と芽とその周辺も取り除くという意見が出てきました。
おそらく実験結果が曖昧なためにこのように意見が分かれていると思われています。
ここでは安全のために芽とその周囲も取り除くことを強くお薦めします。
白い芽の場合
白い芽は光を当てていない場所で発芽すると起こりうることで、芽が出てくるジャガイモは品質や味や食感に影響し、健康に良くないと言われているため、必ず取り除くようにしましょう。
ジャガイモの芽には「ソラニン」という毒素が含まれており、摂取すると神経毛に影響を及ぼし、頭痛・嘔吐・下痢などを引き起こす中毒症状が起こります。
白い芽のうちは毒性が弱く、そこまでひどい症状は出ないとされていますが、毒には変わりありませんので、芽は白くても絶対に食べてはいけません。
緑色の芽の場合
緑色の芽の場合は、毒性が強くなっており「ソラニン」だけでなく「チャコン」という毒素を含んでいます。
緑色の芽の場合には芽の周囲も除去するようにしましょう。
この状態では芽の周辺が変色していることが多いので、変色している部分はもちろんその周囲もしっかり取り除くかまたはそのジャガイモを使わずに処分することも選択肢に入れておきましょう。
ジャガイモのカビを予防する保存方法とは?
まずジャガイモの収穫後には多くの水分を含んでいますので腐りやすいです。
表面の土が乾燥してから保管するようにしましょう。
保管で重要なのは、光を当てない事と通気性を良くしてジャガイモの表面をジメジメさせないことです。
良く段ボールいっぱいのジャガイモを保管することがあると思いますが、箱の床が密着していると空気の流れが悪くなるため底の方からジャガイモが傷んできます。
そうすると腐ったりカビが生えやすくなりますので、箱の底にあるジャガイモにも空気が流れるように確保する必要があります。
また段ボールよりも通気性の悪い入れ物に入れていると、やはり傷みやすくカビも生えやすくなりますので、保管に向かない入れ物に保管することも控えましょう。
どうしても対応できない場合には箱の底に新聞紙を数枚重ねて敷き詰めておくことをすれば多少長持ちします。
料理で余ったジャガイモや半分にカットしたものは冷蔵庫よりも冷凍庫で保管しましょう。
皮を剥いたり、火を通してから烈婦に包んで冷凍庫に入れれば、腐ったりカビが生えてこないので、保管に向いています。
冷蔵庫やチルド室でもいけないことはないのですが、ほかの野菜など直に入れている場合が多く、同じ部屋に入っているのでそこからカビが生える可能性があります。
保管する際には周囲にカビの生えたものがないことを確認します。
カビは他の場所からジャガイモに繁殖するので、近くにあると徐々にジャガイモにまで繁殖していくことになります。
特に他の野菜と一緒に保管する際には注意が必要です。
まとめ
ジャガイモに繁殖するカビは白いものが多く、黒いものはたまにあるらしいです。
知ら寝ていくと表面の皮を剥いてしまえばカビが生えてても大丈夫と書かれていますが、カビが生えたジャガイモを使う気になりますでしょうか。
私はなりませんでした。
ジャガイモの皮を剥いて中身がブヨブヨになっていなければ大丈夫らしいですが、そもそもカビの生えた野菜に触りたくありません。
みなさんはどうでしょうか。
中身に問題なければカビが生えてても口に入れることができますか。
この意見はそれぞれの意見があると思いますので答えを一つに絞れません。
こちらに関してはそれぞれで選択してください。