冬になるとみかんの季節ですね!

冬の美味しい果物と言えばみかんをあげる人も多いようです。

毎年冬になると箱買いする人も多いのではないでしょうか?

お正月になると箱でみかんを買っていく人の姿も目立ちますね!

しかし、箱買いしたらいつの間にか下の方のみかんがカビてた!ということもあるのではないでしょうか?

みかんもパンや餅と同じくカビやすい食品です。

そんなみかんはどうして青カビが発生してしまうのでしょうか?

それでは今回は、みかんに青カビが発生する原因や防止法についてご紹介します!

みかんに青カビが生える原因とは!?

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温度が20℃~30℃、湿度が70~80%以上、養分、酸素などがカビの原因と考えられます。

みかんを1個で買う人は少なく、特にお正月などは箱買いする人が多いのではないでしょうか?

箱買いしたもののほうが傷みやすく、それはぎっしりと入っているからです。

上のみかんのある力で下のみかんは強い圧力が加わり、それはみかんの内部の薄皮部分が破れ、果実が表面にでてきます。

そうすると外と中の通り道ができてしまい、空気に触れ、そこからカビ菌が入り込んでしまうようです。

その他には、湿気が溜まりやすい状態になっています。ぎっしりみかんが入っていることによって、風の通り道がないので湿気が溜まりやすくカビ菌の繁殖スピードがとても速くなってしまいます。

みかんの青カビの毒性とは!?

みかんに生える青カビの種類は「ペニシリウム・イタリカム」で、「カンキツ青カビ病」と呼ばれることもあるようです。

みかんには「プロリン」という成分が含まれており、この成分はカビ菌の繁殖を早めてしまう原因となり、数日で青カビは大繁殖してしまうそうです。

みかんに生えるカビの中には、カビ毒(マイコトキシン)を産生してしまう種類もあり、カビ毒は肝臓がん、腎臓がんなどの原因となってしまうので注意が必要です。

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カビが生えたみかんを食べても大丈夫なの!?

昔の人ってカビぐらい大丈夫と青カビが生えたみかんを平気で食べていた人もいるようです。

確かに勿体ないし、青カビが生えた部分だけ食べれば大丈夫じゃないの?と思いますよね!?

しかし、青カビは目に見えない部分にも繁殖している可能性があります。

表面だけを取り除いたとしても菌糸は内部まで入り込んでいるため、見える部分だけ取り除いて食べていた人はカビ菌も食べている可能性が高いようです。

青カビは、基本的に害がないものがほとんどですが、青カビには種類があり毒性のものもあるので、青カビが生えている場合には食べない方が良いそうです。

みかんの青カビの防止法とは!?

みかんをネットで購入すれば青カビが生える前に食べきれるかもしれませんが、特にお正月などは箱買いをする家庭がほとんどなのではないでしょうか?

箱には沢山のみかんが入っているため、湿気が溜まりやすく、上のみかんが下のみかんを圧迫しているので、つぶれてカビ菌が中に侵入し青カビが生えやすくなってしまうそうです。

せっかく買ったみかんを青カビが生えない様にする防止法についていくつかご紹介します。

箱買いした場合は底から開ける

箱でみかんを買ってきた場合、みなさんは上から開ける人の方が多いのではないでしょうか?

上から開けるのではなく底から開けると良いそうです。

箱に入れた状態で売られているので、ずっとその状態のままなので、下のみかんにとても負担がかかっています。

そのため、下のみかんは傷みやすい状態となり、ヘタしたらすでに購入したときには傷んでいるものもあるかもしれません。

そのため、下にあるみかんを先に食べるために底から開封したほうが良いそうです。

みかんの箱を乾燥させる

みかんが入っていた箱はしばらく風通しの良い場所に置いて、乾燥させます。

みかんがぎゅっと入っていると空気の通り道がないために、思っている以上に湿気が溜まってしまっています。

そのままみかんを入れたままだとカビが発生しやすくなってしまいます。

みかんを全て一度出さなくてはならないので大変かもしれませんが、みかんをカビさせないために一度みかんの箱を乾燥させることをおすすめします。

箱に新聞紙を敷いてみかんを置く

箱が乾燥したら底に新聞紙を敷き、新聞紙は湿気を取り除く効果が期待できます。

みかんを空気に触れさせない効果も期待できるので、新聞紙は何かと役立つアイテムです。

新聞紙を敷いてからみかんを箱に戻す際に、ヘタの部分を下にして置き、くっつかないように重ならない様に置く事がポイントです。

入れ終わったら、箱のフタはしない方が湿気が溜まりにくいそうです。

みかんを冷凍保存する

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箱に重ならないようにみかんをいれなきゃいけなくなると全部は入らないと思います!

その時は、常温保存せず冷凍保存にした方がいいそうです。

皮のまま冷凍することもできますが、食べる時の手間を減らすために外の皮を剥いてラップに包んでからアルミバットの上に置いて冷凍庫に入れれば急速冷凍することができます。

ジップロックに入れて保存すれば長期保存可能なようです。

冷蔵保存じゃだめなの!?という方もいますが、冷蔵保存だと表面が乾燥し酸っぱくなる甘味が落ちてしまうので、冷凍保存がおすすめです!

まとめ

今回は、みかんに青カビが発生する原因や予防法についてご紹介しました。

冬になるとみかんの季節がやってきたって感じですね!

  • 温度が20℃~30℃、湿度が70~80%以上、養分、酸素などの条件が揃ってしまうと青カビが発生しやすくなります。
  • 青カビの中でもカビ毒は肝臓がんや腎臓がんなどの病気に繋がるので注意が必要です。
  • ブルーチーズの原料となる青カビですが、種類によっては毒性のある青カビがあるので食べない方が良いようです。
  • 箱買いをした場合、一番負担がかかっている下から食べるため底から開けて食べます。
  • みかんの箱は空気の通りがないため湿気が溜まりやすいので箱を乾燥させます。
  • 新聞紙を底に敷いて湿気を取り除きます。
  • みかんを箱に戻す際には、重ならずくっつかず、ヘタの方から入れると良いそうです。

冬になるとみかんが販売され、ネットで売っていたら箱で売っているものもあります。

ネットで購入すればすぐに食べ終わるかもしれませんが、箱で買った場合そんなすぐにはなくなりませんよね!

そういった場合そのままは箱の中に入れたままだと腐ったり青カビが発生しやすくなります。

箱の下のほうに入っているみかんは青カビが生えやすい状況にあるので、箱で購入した場合には底からフタを開け下の方を優先的に食べてあげることをおすすめします。