気持ちが憂鬱になる雨の日。傘を使おうといざ開いたらカビが生えていたり嫌な臭いがしたらよりテンションが下がりますよね。
雨の日の必需品である傘。
使った後そのままにしておくと嫌な臭いがついたり、黒いカビが発生してしまいます。
傘のカビの落とし方やお手入れ方法を知って、雨の日もすっきりとした気持ちで過ごしましょう。
目次
傘にカビが発生する原因とは!?
【ホコリと水分】
雨や雪は大気中の埃を含んでいます。
なので傘を使用したままにしておくと雑菌が繁殖して嫌な臭いがしたり、雨の水分やホコリを餌にカビ菌が増殖してしまいます。
使って家に帰ってきた後は水分をふき取る、晴れた日には掃除をして綺麗に保つことが大切です。
【撥水加工が弱まっている】
傘には水をはじく撥水加工がしてあります。
しかし、使っているうちに加工が弱まってしまい雨がしみるようになってきます。
買った当初は濡れてもピンとしていた傘が、使い続けることにより使用後にしなっとするようになったら撥水効果が弱まっているサインです。
撥水スプレーを使用することで撥水効果を取り戻す事ができます。
傘の洗い方について
傘は撥水加工がしてあるとはいえ布です。
使っているうちに汚れは蓄積されますので、定期的に洗って清潔を保つことが必要です。
頻繁に洗うと傘の劣化を早めてしまいます。
頻度は使用度にもよりますが1か月~半年に1回程度が良いでしょう。
普段は使用後、清潔なタオルで水気を拭くようにしましょう。
これだけで臭いやサビは抑えられます。
必要なものは!?洗剤は何がいいの?
傘を洗う際に必要なもの…洗濯用ブラシ、スポンジ、洗剤を入れるためのバケツ、おしゃれ着用洗剤、40度以上のお湯、綺麗な雑巾、撥水スプレー
洗濯用ブラシ、スポンジ、バケツは100均で用意ができます。
スポンジは食器用でもお風呂用でもかまいません。
傘を洗うための洗剤は色落ちや縮みを防いでくれる「おしゃれ着用洗剤」を使用しましょう。
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傘は手洗いをしなければならいので面倒くさいもの。自分の好きな香りの洗剤を使えばハッピーな気持ちで傘を洗う事ができます。
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アクロンの洗剤は洗浄力が高いのが特徴です。
ダメージケアもしてくれるので大切な傘が傷みにくくなります。
洗う時に注意する事は?
【粉タイプ、洗濯石鹸は避ける】
洗剤が残っているとカビの餌となってしまいます。
傘は骨組みがあるので洗剤を落とす作業はとても大変です。
溶け残りや完全に落とす事が大変な粉タイプや洗濯石鹸の使用は避け、「液体タイプ」の「おしゃれ着用洗剤」を使用しましょう。
【洗剤は良く溶かす】
濃い濃度で洗剤を使用したからと言って汚れは落ちません。
必ず適量を守りましょう。
【天気の良い日に行う】
傘は洗って乾かすまでが大切です。
当日~翌日まで晴れの日を選びましょう。
洗う手順
【汚れだけの場合】
傘を洗う前に洗濯用ブラシを使って傘の表面についたホコリや汚れを落とします。
骨組み部分や傘の先などには土埃が付着しやすいので丁寧に払いましょう。
傘を洗うための洗剤液を作ります。おしゃれ着用洗剤4mlを水10ml程度で溶かします。
スポンジに洗剤液を含ませて傘の内側と骨組み部分をこすり洗いしていきます。
内側が終わったら外側を洗い、よくすすぎます。
水を含ませたスポンジで優しくすすぎ、最後にシャワーなどで全体を流します。
骨組みの内側などは洗剤が残りやすいので念入りにすすぎましょう。
すすぎは2回以上行う事をおすすめします。
すすぎが終わったら綺麗な雑巾やタオルで水気をふき取り、日陰で干します。
骨組み部分に水気が残っているとサビの原因となりますので注意が必要です。
最後に撥水スプレーを傘の外側全体に噴射して終了です。
吸い込むと危険なので必ず屋外で使用しましょう。
使用後は風通しの良い場所で完全に乾燥させる必要があります。
乾燥時間はおおよそ10分程度です。
【カビが生えている場合】
傘に生えやすいのは粉っぽい白カビと、黒いシミのようになっている黒カビです。
濡れたまま畳んだ状態で放置しておくと生えやすくなります。
カビが生えている場合は洗剤液をつけた歯ブラシでカビの生えた部分を擦って落とし、よくすすぎます。
次に塩素系漂白剤をカビの生えた部分に塗布し、15分程放置して除菌を行います。
傘によっては色落ちする場合がありますので、目立たない場所で試してから使用しましょう。
漂白剤を流し、カビによる汚れが落ちていたら通常の手順で洗います。
洗った後はしっかり乾かす!
洗った後は日陰に干して完全に乾かしましょう。
風に当てることで殺菌や防カビ効果もあります。
日光に当てると色褪せや劣化の原因となりますので、必ず日陰や軒下に干しましょう。
屋外に干す際は風に飛ばされないように注意してくださいね。
ビニール製の傘は日光に当てすぎると乾燥して破れてしまう可能性があります。
洗う際に水気をしっかりと拭き、干す時間は短めにしましょう。
折り畳み傘が臭い時の対策法とは!?
折り畳み傘が臭い時は重曹を使って臭いを取り除きましょう。
水1リットルに重曹30gを溶かして重曹水を作ります。
急いでいる時はスプレー式の容器に入れて吹きかけ、5分~10分置いてタオルなどでふき取ります。
時間がある時はバケツなどに重曹水を入れて一晩つけ置きをして、翌日すすいで陰干しを行います。
折り畳み傘が臭くなる原因は雑菌です。
使った後の折り畳み傘は水気を拭き取り、開いた状態で浴室に置いて換気扇で乾燥させると嫌な臭いの予防ができます。
重曹水をふりかけて乾燥させるとより効果が高まります。
まとめ
- 傘のカビの原因…ホコリや水分、劣化により撥水加工が弱まっている等。
- 洗い方…ホコリを落とし、洗剤液を付けたスポンジで全体を洗い、よくすすぎます。タオルなどで水気を拭いた後日陰に干します。
- カビの落とし方…洗剤液をつけた歯ブラシでこすり洗いした後、15分ほど漂白剤に浸けてよく洗い流します。
- 洗剤…色落ちや縮みを防ぐためにおしゃれ着用の洗剤を使用しましょう。
- 臭う時…折りたたみ傘が臭う時は重曹水に一晩つけ置きを行います。
カビだけでなくサビにも注意が必要です。
骨組み部分のサビは色移りや劣化の原因となりますので、必要に応じて防サビ剤を使用してください。
定期的なお手入れをして長く大切に使いましょう。