だいたいの人が寝るときに枕を使っているようですが、枕ってそんなに交換するものではなく洗うこともないと思います。
ずっと同じ枕を使っているとなんかカビ臭いなと感じる人も居るのではないでしょうか!?
汚れも溜まるし、特に梅雨の時期は湿気が溜まりやすくカビが発生しやすい時期です。
カビが発生すると病気の原因となる可能性もあります。
今回は、枕がカビ臭いのはどうしてなのか原因や正しい洗い方などについてご紹介します。
目次
枕がカビ臭いのはなぜ!?
枕には汗や皮脂が付き昼間など使っていないときに押入れなど日が当たらない場所にしまっておくとダニや雑菌、カビ、ニオイ菌などの温床になっているためカビの臭いが発生してしまうそうです。
どんな影響があるの?
近年女性の間で頭皮ニキビや抜け毛、脱毛症、湿疹などが増えているそうです。
その頭皮トラブルの原因が枕にあった!ということもあるそうです。
毎日約3分の1はまくらにせっしていると言われています。
そのため、雑菌などが繁殖してカビになり頭皮トラブルの原因にもなっているそうです。
枕にカビが生える原因は何!?
カビと聞くとパンなどに生える白や青の毛のようなものというイメージが強い人も多いかもしれませんが、枕に発生するカビは黒い汚れのようなもので「黒カビ」と呼ばれているそうです。
黒カビは家のあらゆるところに発生しやすいカビのようです。
お風呂場やタイル、エアコン内部、壁紙など黒カビはシミとして残るので厄介なカビのようです。
そんなカビが枕についてしまうのは湿気と栄養が原因のようです。
カビの種である胞子はとても小さく目に見えないので空気中に漂いあちこちに存在しているようです。
しかし、その胞子は湿気と栄養がなければ成長することはないそうです。
しかし、胞子がある環境が湿度が高く栄養があるとどんどん成長していってしまいます。
人は寝ている間に汗をかいています。
その汗が湿気となり栄養は皮脂やフケなどのタンパク質のことのようです。
枕にカビが生えるのは大げさにいうと人が原因ということになります。
枕の素材がそばがらなどの天然素材の場合は人が使っていなくても枕の素材が栄養となるので、カビが生えやすくなってしまうそうです。
枕の上手な洗い方とは?
<洗濯機>
洗濯機で洗う場合には、枕とカバーを別々にして洗います。
- 洗濯ネットに入れます。
- 洗濯機に枕が入るようならいれます。枕が回りきらなそうな場合は洗う事ができません。
- 洗剤を入れます。
- 洗濯モードは「手洗い」や「ドライ」などの弱いコースで洗います。
- 洗濯機の脱水が終わったら取り出します。中身が偏っている場合が多いので、全体を叩きながら形を整えていきます。
- 天日干しが出来る場合には外に干します。
<手洗い>
- バケツや洗面台に水を張り洗剤を入れます。
- 枕全体を端から揉みながら洗います。
- 水でよく洗い、泡がでなくなるまで何度も洗います。
- 水を切り、絞ると中が偏るので、上から押すようにします。
- 外に干しますが、脱水よりも水が切れないので、乾くまで時間がかかります。
洗う前に枕が洗える素材か確認する!
【洗える素材】
- パイプストロー:名前の通りストローを細かく切ったもので、通気性が良く害虫も寄せ付けない素材です。繰り返し洗って使えっても傷みにくいそうです。ネットに入れて洗濯でき、天日干しも可能です。
- ポリエステルわた素材:人工繊維でわたのようにふわふわと作っているもののことで、クッション性に優れているため多くの枕にこの素材が使われているそうです。脱水が強すぎると偏る原因となってしまいますが、天日干しも可能なようです。
- マルコビーズ:中が空洞のプラスチックのボールで通気性に優れパイプよりも柔らかい素材のようです。頻繁に洗っても問題はなく天日干しも可能です。
【洗えない素材】
- 羽根、羽毛、フェザー:高級感がありふんわりと柔らかい素材で冬は暖かく夏は涼しいという特徴がありますが、水洗いができないので、陰干しがおすすめです。
- そばがら:そばの実を乾燥させたもので、昔から日本のまくらには使用されてきた素材のようです。虫が湧きやすくあらうことができません。直射日光でもよいので、なるべく毎日天日干しした方が良いそうです。
- 低反発、ウレタン:スポンジ状の素材で水に濡れてしまうと低反発の戻りが早くなり強度が下がってしまうそうです。
枕の上手な干し方は?
【天日干し】
洗える素材の枕は基本的に天日干しも可能です。
枕は分厚く完全に乾くまでにはかなりの時間がかかります。
そのため、晴天が続く日を選んで数日かけて根気よく乾かすといいそうです。
そばがらのまくらは洗う事はできませんが、天日干しは可能なようです。
枕を洗っていなくても天気がいい日には日光浴させてあげることをおすすめします。
天日干しができる素材はパイプ、ポリエステル、わた、おおきめのビーズ、そばがらなどです。
【陰干し】
天日干しができない素材のものは陰干しならできるそうです。
風通しが良い室内の窓際やベランダなど日光が当たらない場所に干すと良いそうです。
洗えない素材の枕はこまめに陰干ししてあげると良いそうです。
枕カバーの洗い方とは!?
- ジャバジャバ洗う事ができる素材:綿
- 洗濯ネットに入れて洗濯機で洗える素材:タオル、パイル、ガーズ、メッシュ、ポリエステル
- 手洗いがよい素材:ベロア
- 天日干しに向いている素材:綿、タオル、ペいる、ガーゼ、メッシュ
- 陰干しが良い素材:ポリエステル、ベロア
枕は汗などですぐに汚れてしまうので、汚れが目立たないものを選ぶ人が多いようです。
しかし、あえて汚れが目立つものを選びすぐに洗いたくなるように汚れが目立つカバーを選んでもいいのではないでしょうか?
まとめ
今回は、枕がカビ臭い原因についてご紹介しました。
☑枕は毎日使うものなので、汗や皮脂が付き日が当たらない場所に置いて置くと雑菌やカビなどが繁殖し嫌な臭いを放つようになるそうです。
☑枕にカビや雑菌が繁殖すると頭皮にニキビができたり、湿疹など頭皮トラブルの原因になってしまうそうです。
☑枕は洗えるものと洗えないものがあるので、素材を確認して洗うことをおすすめします。
人は寝ている間に汗をかき、皮脂などが付着してしまします。
毎日使用していれば汚れも溜まりずっと洗っていない、日に当てていないとなるとカビや雑菌が繁殖し臭いを放つようになります。
そんな枕に寝ていると頭皮トラブルの原因になるので、こまめに洗い、干してあげることをおすすめします。