「真っ白だったタオルがピンク色になってしまった」という経験をしたことがある人は少なくないのではないでしょうか。
真っ白だったタオルがピンク色に変色してしまう、その理由は赤カビでした。
なぜ赤カビが発生してしまうのでしょうか、今回は赤カビが発生してしまう原因、赤カビの取り方、赤カビを予防する方法について紹介していきます。
目次
タオルがピンク色になってしまう原因とは!?
どうしてタオルに赤カビが発生してピンク色になってしまうのか、実は使用済みタオルは赤カビが発生する条件が揃っていました。
赤カビが発生しやすくなってしまう条件とは、
- 湿度(湿度70%以上だと菌が発生しやすくなる)
- 温度(20度~30度が最も菌が発生しやすい)
まずはこちら、湿度と温度です。
この条件に当てはまると赤カビが発生しやすくなります。
使用済みタオルは、実はこの条件に当てはまりやすいです。
とくに条件に当てはまるのはお風呂から出たあとに使用するタオルとなります。
お風呂から出て体を拭くために使用したタオルは、温かくなっています。
濡れている体を拭いているわけなのでもちろん湿気があります。
この温度、湿度がちょうど先ほど紹介した条件と当てはまるのです。
さらに赤カビが発生してしまう条件として
- 汚れの付着
があります。
皮脂汚れやほこりがつくことで汚れが付着し、赤カビが発生してしまいます。
なぜタオルに赤カビが発生し、ピンク色に変色してしまうのか分かっていただけたのではないでしょうか。
タオルの赤カビの取り方とは!?
タオルに赤カビが発生した場合、どのようにして赤カビを取っていけばいいのでしょうか。
赤カビを取る方法についてですが、方法はいくつかあります。
ここではそれぞれの方法について紹介していきます。
ワイドハイター等の酸素系漂白剤で取る方法
まず最初に紹介したいのは、酸素系漂白剤を使用して赤カビを取る方法です。
使用するのは酸素系漂白剤ですので間違えないようにして下さい。
漂白剤には酸素系と塩素系とがあり、よく見ないで間違って買ってしまったというケースは少なくありません。
では酸素系漂白剤を使用した赤カビの取り方について紹介していきましょう。
- 洗面器またはバケツを用意しぬるま湯を入れておく
- 酸素系漂白剤の規定量を1に入れる
- 赤カビが発生したタオルを2に入れつけ置きする(1時間程度)
- タオルを取り出し水でよくすすぐ
このような方法で、タオルに発生した赤カビを取っていきます。
こちらの方法をした後には、いつも通りに洗濯を行い乾かせばOKとなります。
タオルを干すときには、風通しの良いところで干すようにしましょう。
煮洗いで取る方法
次に紹介するのは、タオルを煮詰めて赤カビを取る方法です。
こちらの方法で用意する必要があるものは、粉石けんとなります。
ではそのどのようにしてタオルに発生した赤カビを取ることができるのか見ていきましょう。
- 大き目の鍋を用意しタオルがかぶるくらいの量の水を入れる
- 粉石鹸を1に入れ(水1ℓに対し大さじ1)沸騰させる
- 2の中にタオルを入れ弱火で10分~20分ほど煮ていく
- タオルを取り出し洗濯機で通常通り洗濯していく
といった方法で、タオルに発生した赤カビを取っていきます。
使用する鍋ですが、赤カビが発生したタオルを直接入れるわけですから、普段は使用しないような鍋がいいのではないかなと思います。
3の10分~20分ほど煮ていくについてですが、20分以上煮てしまうとタオルの繊維が傷みボロボロになってしまいますので、注意するようにして下さい。
タオルの赤カビの予防法とは!?
タオルに赤カビが発生してしまったときの取り方をさきほど紹介していきました。
「大変だな…」と思った人が多いのではないでしょうか。
大変な思いをしたくない人は、タオルに赤カビが発生しないようにするのが一番です。
ここではタオルに赤カビが発生しないようにする予防法を紹介していきます。
タオルを濡れたまま放置しない
まず1つ目に紹介する方法は、タオルを濡れたまま放置しないということです。
使用済みタオルは濡れたまま放置しないこと、一度干して乾かしておきましょう。
濡れたままのタオルはカビが繁殖しやすいため、カビが繁殖しないように濡れたままにしないということを徹底して下さい。
洗濯機に溜めない
2つ目に紹介する方法は、洗濯機にタオルを溜め込まないという方法です。
使用済みタオルを片付けるとき、きっと多くの人が、
- 洗濯かごに入れる
- 洗濯機に入れる
という方法で片付けることと思います。
洗濯機に入れることはNGです。
その理由ですが、洗濯機の中は空気の通りがよくないため濡れたタオルを入れてしまうと湿度が上がりやすくなってしまうからです。
湿度が上がると菌が繁殖しやすくなるため、洗濯機の中に入れないように。
洗濯かごに入れるのであれば、空気の通りがよいタイプのものを使用しましょう。
サイドに穴が開いている定番のタイプがおすすめです。
しかし濡れたまますぐに洗濯かごに入れるのではなく、先ほど紹介したように一度乾かしてから洗濯かごに入れることをおすすめします。
使ったら早めに洗濯をする
3つ目に紹介する方法は、使ったら早く洗濯をするという方法です。
使用済みタオルはすぐに洗濯する、そして洗濯したあとはすぐに干す、そうすることでタオルに菌が繁殖する隙を与えません。
洗濯機の掃除をする
4つ目に紹介する方法は、洗濯機の掃除を行うという方法です。
洗濯槽にカビが生えてしまうとタオルをはじめ洗濯物にカビが繁殖しやすくなってしまいます。
洗濯機の掃除は定期的に行うようにして下さい。
- 洗濯槽クリーナー
- 重曹
これらを利用して洗濯機をきれいに掃除することができます。
部屋干しする時はお風呂場でする
最後に紹介する方法は、お風呂での部屋干しです。
洗濯物はお日様の下で干すのが一番です。
しかし雨や花粉などで外に干すことができない場合もあります。
外に干すことができない場合に洗濯物を干す方法として、
- コインランドリー
- 部屋干し
といった方法があります。
今回は部屋干しについて注目していきます。
部屋干しをする方は多いです。
みなさんどこで部屋干ししていますか?実は部屋干しはお風呂でするのがいいと言われています。
お風呂には換気扇が付いていることが多いです。
この換気扇が洗濯物を干すのに大いに役立っているのです。
換気扇があることで空気が循環するため、すぐに洗濯物を乾かすことができます。
部屋干ししなければならないときは、お風呂場で洗濯を行いましょう。
まとめ
タオルに赤カビが発生しピンク色になってしまう原因、取り方、予防方法について紹介していきました。
☑濡れたタオルは湿度温度が高くなりがちで赤カビが発生しやすい
☑赤カビは酸素系漂白剤、粉石けんを使った煮洗いで取っていく
☑使用済みタオルはすぐに洗って菌を発生させないようにする
☑使用済みタオルをすぐに洗えない場合は一度干しておくと良い
☑洗濯槽クリーナー、重曹で洗濯機を綺麗にしておくと良い
☑部屋干しするときは換気扇が付いたお風呂場で
いかがでしたか!?タオルがピンク色に変色してしまった方は取り方を試してみて下さいね。
これまで変色したことがないという人でもいつ変色するか分かりませんので、予防方法を意識して取り入れていくようにしていきましょう。