トマトは夏の家庭菜園でも人気がある野菜です。

みずみずしくて健康に良く、生でそのまま食べられるので便利な食材です。

そして加熱調理にも向いているので、使う場面は様々あります。

しかしトマトは保存中に傷みやすく、買ったばかりのトマトが翌日にもう傷む事があります。

そして腐ったりカビが生えたりします。

トマトにカビが生えているのを発見したら、どのように対処したらいいのかご存知ですか?

そしてトマトにカビが生えた状態を見極めることができるでしょうか?

ここではトマトにカビが生えた時を中心に、見分け方などを説明します。

トマトは腐ったらどんな状態になる?

カビ トマト 白

トマトは傷みやすく、腐りやすい食材です。

トマトを買って冷蔵庫で保存している間に、次のような変化に気づいたことはありませんか?

【トマトが傷んだ時の変化】

  1. トマトから酸っぱい臭いがする
  2. 白っぽいカビのようなものが付いている
  3. 柔らかくなりすぎて崩れている
  4. 汁が出ている
  5. 黒っぽく変化している
  6. 汁が出ている

冷蔵庫の野菜室に入れてあるトマトがこのような変化を起こした時、特に酸っぱい臭いやカビを発見した時はそのトマトは傷んでいます。

トマトには白カビと黒カビが付きやすく、カビだとわかる部分だけ取り除いても安全ではありません。

カビ菌は見えない状態で菌糸を張っているので、カビの表面だけ取り除いても食べられる状態まで回復はしていません。

トマトはカビやすい!?

トマトはポリフェノールが豊富で栄養価が高い食材です。

しかも丈夫なイメージがあるので傷んだりカビが生えるような感じがしません。

しかしトマトは実は、カビが生えやすい野菜の部類に入ります。

トマトは先ほど説明した通り、栄養が豊富です。

そして不意分もたくさん含んでいる野菜なので、カビを100%防ぐ事は困難です。

スーパーで買ったばかりのトマトに、カビが生えていたという経験がある人もいるのではないでしょうか。

トマトはきちんと管理してもカビが生えやすい野菜です。

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トマトのカビの特徴・見分け方は!?

トマトにカビは生えやすいのですが、その事を知らない人はとてもたくさんいます。

そしてカビが生えたトマトをみても危険と思わず、食べようかどうしようか迷う人もいます。

トマトに生えやすいカビは2種類あり、それは白カビと黒カビです。

ここでそれぞれのカビの特徴や見分け方を紹介します。

白いカビ

カビ トマト 白 ふわふわ

トマトを冷蔵庫の野菜室にいれたまま忘れていると、早い時期から白いふわふわした綿状の物がヘタのあたりに付いています。

これはカビの菌糸で、トマトを栽培するときに土に配合された有用菌で毒性はありません。

しかしこれは菌には間違いなく、これが発生しているという事は他の菌も発生しているかもしれません。

そしてトマトに柔らかくなっているなどの変化があれば、傷んでいる可能性が高いです。

黒いカビ

トマトの黒カビは、白カビよりも危険なので、付着を発見したらそのトマトは食べてはいけません。

黒カビもそれぞれ特徴は違いますが、毒性の強いカビがそうではないか判断は普通の人にはできません。

黒カビには毒性が強いものもあるので、発見したらそのトマトは捨てた方が安全です。

トマトの保存方法と保存期間は!?

トマトの保存期間を知っていたら、傷む前に食べられます。

カビが生える心配もなくなり、安全に食べられます。

トマトの正しい保存方法を知って、トマトを無駄なく消費しましょう。

トマトは常温保存や冷蔵・冷凍保存の他に、乾燥させたり加工して保存することができます。

常温保存の場合

赤いトマトはすでに完熟しているので常温保存に向いていませんが、場なら常温でも大丈夫です。

しかしその場合は10度以下になる場所で保存します。

冬場にトマトを常温保存するときは、1週間を目安に消費します。

冷蔵保存の場合

トマトは基本的には、常温ではなく冷蔵庫で保存します。

トマトを冷蔵保存するときはヘタを下にして、ビニール袋に入れて口をしっかり閉じて下さい。

パックに詰めて売られているトマトは、そのままの状態で冷蔵保存します。

冷蔵保存では、約10日間保存できます。

冷凍保存の場合

トマトの長期保存を考えているのなら、冷凍保存がおすすめです。

トマトはそのまま丸ごと冷凍保存できるので、きれいに洗ってヘタを取り除きラップやフリーザーバックで空気が入らないようにして保存します。

約1か月間日持ちします。

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乾燥させて保存する場合

トマトを長期間保存させるには、乾燥させて保存する方法があります。

トマトを乾燥させると味や栄養分が凝縮されて、濃厚な味わいのトマトになります。

方法は輪切りにしたトマトの水分をペーパーで拭き取って、オーブンで1時間加熱します。

オーブンの温度は低温でも大丈夫です。

これは冷ましてから保存袋に入れたら、冷蔵庫に入れて1か月程度日持ちします。

加工して保存する場合

あらゆる調理に使える万能食材のトマトは、加工して保存する方法もあります。

トマトソースなら簡単に加工できて、冷凍すると1か月間も保存できます。

そしてトマトケチャップに加工する方法もあり、これも冷凍すると1か月間保存ができます。

夏場などトマトが早く傷みそうな時期には、買ってすぐに加工してから保存すると長持ちします。

そして料理の時短にもなって、とても便利です。

まとめ

トマトについて説明しました。

トマトは完熟前なら常温で保存できますが、熟したら冷蔵庫の野菜室に移しかえます。

その時は必ずヘタを下にしてトマト同士が重ならないようにしてください。

そしてトマトはそのままラップで包んで、冷凍保存することができます。

トマトは冷蔵庫に入れておいても日にちが経つと、ぶよぶよして柔らかくなります。

そして野菜のなかでも特にカビが生えやすい部類に入ります。

買った翌日に冷蔵庫から取り出したトマトにカビが生えている事もありますが、その時はカビの部分だけカットして他の部分を使うような事はしないで下さい。

カビは見えない状態で菌が根を張っているかもしれないので、食べると危険です。