久しぶりに前使っていたバッグを使おうと思って出してきたらカビが生えてた!という経験をしたことがある人も居るのではないでしょうか!?
白い斑点ってこれはカビなの!?と見ただけでは判断が付かない人もいると思います。
カビって押し入れなどに生えるものと思っている人も多いかもしれませんが、どうしてバッグにカビが生えているんだろうと疑問に思っている人も中にはいると思います。
今回は、バッグにカビが生える原因や手入れの方法についてご紹介します。
目次
バックにカビが生える原因とは!?
【栄養源がある】
カビが発生するのには、気温、湿度、糖分、酸素の4つの条件が揃った時にどんどん成長するようです。
特にバッグの中でも革でできているものは、タンニンや油脂などカビが好む物が含まれているのでカビやすいと言われています。
そして、バッグの持ち手は人の手の脂などが付着するので、カビが発生しやすいようです。
【雑菌が付きやすい】
バッグは外で使う事が多いものなので、空気中のカビが付きやすくどんどん増殖してしまうようです。
【押入れなどで保管している】
カビは温度が20℃~30℃、湿度70%以上の場所を好むので押入れはカビやすいそうです。
毎日使っている人も多いかもしれませんが、雑菌が付着しているバッグを長期間押入れで保管しているとカビが生えやすくなってしまうようです。
バックにカビが発生した場合のお手入れ方法とは?
カビが生えたバッグのそれぞれのお手入れ方法についてご紹介します。
布製のバックのカビの場合
布製のバッグにカビが生えてしまった場合は、重曹水とエタノールで落とす方法があるのでご紹介します。
■重曹水
すぐに落としたい場合には重曹水がおすすめです。
<用意するもの>
- 重曹水
- スプレーボトル
- 布かスポンジ
<落とし方>
- 水100mlに対して重曹小さじ1を混ぜて重曹水を作ります。スプレーボトルに入れてカビが生えている部分に吹きかけます。
- 絞った布やスポンジでカビが生えている部分を優しくこすります。
- バッグに重曹水を吹きかけたままだと逆にカビが発生す原因となるので、必ず外で天日干しさせます。
■消毒用エタノール
カビ取りには欠かせない方法です。
<用意するもの>
- 消毒用エタノール
- スプレーボトル
- 布
<落とし方>
- 消毒用エタノールをスプレーボトルに入れてカビが生えている部分に吹きかけます。スプレーボトルがない場合は布に垂らしてカビが生えている部分につけていきます。
- 固く絞った布で優しくカビを拭き取ります。
- 太陽がでている時に干して殺菌します。
ナイロン製のバックのカビの場合
ナイロン製のバッグは使い勝手がよくついつい買いすぎてしまって押入れで保存している人も居るのではないでしょうか?
ナイロン製のバッグに生えたカビを取り除くにはエタノールや酸素系漂白剤が良いそうです。
<用意するもの>
- 消毒用エタノール
- スプレーボトル
- 濡れたタオル
- 洗濯ネット
- 中性洗剤
<落とし方>
- 消毒用エタノールをスプレーボトルに入れて吹きかけるか、布にエタノールを含ませてカビが生えている部分に付けていきます。
- バッグに付けたエタノールを塗れたタオルでこすってカビを落として生きます。
- 洗濯できる素材のものは洗濯ネットにいれて洗濯機であらいます。生地が傷まないように洗う際には中性洗剤で手洗いコースで洗濯します。すすぎのときに柔軟剤を入れると静電気防止にもなるのでおすすめです。
- 外側だけでなく内側もしっかり乾くように天日干しします。日焼けが気になる人は日光に当てなくても風通しのよい日陰でも大丈夫なようです。
■漂白剤
<用意するもの>
- ゴム手袋
- 酸素系漂白剤
- バッグが入る大きさのバケツ
- スポンジ
- 洗濯ネット
- 中性洗剤
<落とし方>
- バケツにぬるま湯を溜めて酸素系漂白剤を大さじ2杯入れて溶かします。漂白剤は必ず酸素系のものを使った方が良いそうです。
- 漂白剤を入れたバケツにバッグを入れて1~2時間付けておきます。必ず手袋を付けて作業することをおすすめします。
- 1~2時間経ったらバッグを取り出しスポンジなどで優しくこすってカビを落とします。
- カビが落ちたらバッグをネットに入れて洗濯機で洗い、その時に生地が傷まないように中性洗剤を使用し、手洗いコースに設定します。
- 太陽に当ててカビを殺菌しながら乾かします。
革製のバックのカビの場合
革製のバッグにカビが生えてしまったときに悩んでいる人が多いようです。
天日干し、重曹水、エタノール、カビ取りクリーナーの4つの落とし方があるのでご紹介しまうs。
■天日干し
<用意するもの>
- 濡れタオル
- 乾拭き用のタオル
- 革製品用の保湿クリーム
- 布
<落とし方>
- 固く絞った濡れタオルでカビが生えている部分を優しくこすります。
- 太陽の光は殺菌能力に優れているので濡れている部分が乾くようにしっかりと干します。
- 革にあったクリームをバッグ全体に塗っていきます。要らない布などで薄く均一に塗っていきます。
- クリームを塗った状態で保管すると逆にカビの原因になるので、最後に乾拭きをして終了です。
■重曹水
<用意するもの>
- 重曹水
- お酢かクエン酸
- オリーブオイルか椿油
- 布
<落とし方>
- 水100mlに対して重曹小さじ1をいれてよくとかします。乾いた布に作った重曹水を染み込ませてカビを優しく拭き取っていきます。
- 重曹水でカビが取れたとしてもそのままにしてしまうと革が白くなってしまうので、しっかりと油分を補給する必要があるようです。お酢またはクエン酸とオリーブオイルまたは椿油1:1の割合で混ぜ布に含ませて、バッグ全体に塗っていきます。
- 油分が残った状態にしてしまうとカビの原因となってしまうので、しっかりと布で拭きとっていきます。
■消毒用エタノール
しつこいカビには消毒エタノールが良いそうです。
<用意するもの>
- 布
- 綿棒
- 革製品用の保湿クリーム
- 消毒用エタノール
<落とし方>
- 乾いた布に消毒用エタノールを染み込ませてカビが生えている部分を叩くようにしてカビを拭き取っていきます。
- 紫外線に当てて乾かしながら殺菌していきます。
- バッグの革にあったクリームを薄く全体に塗っていきます。
- クリームを塗ったまま保管するとカビの原因になるので、余分なクリームは拭き取っていきます。
■カビ取りクリーナー
革製のバッグを水洗いするための洗剤が販売されているようなので、最終手段として使用するのもいいかもしれません。
<用意するもの>
- バッグに入る大きさのバケツ
- スポンジ
- タオル
- 柔らかい布
- 革製品専用の洗剤セット革るん
<落とし方>
- 洗剤50mlと水500mlをバケツに入れてよく混ぜます。
- 作った洗剤にスポンジを付けて、そのスポンジでバッグをこすっていきます。洗ったら水道水でよく洗い流します。
- 新しいバケツに2Lの水を入れて柔軟剤50mlを加え、そこにバッグを付けます。しばらくしたら取り出して水でよく洗い流します。
- 水分をタオルなどで拭き取ったら、仕上げ用のクリームでバッグ全体に薄く塗ります。あとは乾かして終了です。
自分でのお手入れが心配な場合はクリーニング業者に頼む!
ドライクリーニングではカビが落ちにくく特殊クリーニングを行っているところに頼むことをおすすめします。
クリーニングに出す場合の平均値段は?
バッグ1つあたり、5,000円~25,000円ほどかかるそうです。
クリーニング店によっても変わりますし、ブランドや大きさによっても変わってくるそうです。
バックにカビを発生させない為の防止法とは!?
【押し入れなどしまっておく場所の湿気を防ぐ】
しまっておく場所の湿気が多すぎるとバッグがキレイでもカビが生えてしまう可能性があるようです。
湿気取りや除湿器などを置いて湿気対策をします。
【衣類を詰め込みすぎない】
衣類を隙間なく詰め込んでしまうと風の通り道がなくなってしまい、湿気が溜まりカビの原因となってしまいます。
詰め込みすぎないように収納することをおすすめします。
【空気の入替をする】
ずっと締め切った状態だと湿気が溜まったままになってしまうので、扇風機やドライヤーなどで押入れに風を送るとよいそうです。
扉を開けているだけでは押入れの中まで風が行かないので扇風機などを使うと良いそうです。
【除湿器は床に置くタイプ】
除湿剤はいろんなタイプのものが販売されていますが、湿気は下に溜まるので床に置くタイプのものを使用したほうが良いようです。
【収納する前に汚れをキレイに落とす】
汚れはカビの大好物なのでしっかりと汚れを落とし、雨に濡れたならしっかり拭き取って乾かした方が良いそうです。
【バッグを収納する場合は隙間を空けて保管する】
衣類をしまう時と同じように隙間なく収納すると風の通り道がなくなってしまうので、隙間を空けて収納すると良いそうです。
まとめ
今回は、バッグにカビが生えた際の手入れの方法についてご紹介しました
☑湿度、温度、糖分、酸素の4つの条件が揃うとカビが成長し始めるようです
☑バッグには布製のもの、ナイロン製のもの、革製のものがありそれぞれカビの手入れの方法が変わってくるそうです
☑クリーニング業者に頼むという方法まりますが、ドライクリーニングではカビが落ちないので特殊クリーニングを行っているところに頼むことをおすすめします
☑バッグにカビを生やしたくない人はまず湿気対策をするといいかもしれません。
バッグにカビが生えるということを初めてしったという人も居るかもしれませんが、保管環境が悪いとカビが発生してしまいます。
押入れで保管している場合には除湿剤を置き、こまめに空気を押入れに送り込んで湿気対策をすることをおすすめします。