赤ちゃんのよだれやミルクの吐き戻しをキャッチしてくれるスタイ、筆者には2人の子供が居るのですが、どちらの子のときもスタイは大活躍してくれました。

そんな便利アイテムなスタイですが、実はスタイには赤カビが生えてしまうことも…。

赤カビは赤ちゃんにとって悪影響なのでしょうか。

今回はスタイに赤カビが発生してしまう理由、またその対策や予防法について紹介していきます。

現在スタイを使っているという方はしっかりチェックして下さい。

赤カビは赤ちゃんにとって悪影響なの?

赤カビ 赤ちゃん スタイ

赤カビが赤ちゃんにとって悪影響なのかどうかについてですが、赤カビが良い影響を与えないことは確かです。

赤カビはカビの一種でありますが、触ったくらいではとくに害はありません。

しかし、赤カビを口に入れたとなると話しは別になります。

今回は赤ちゃんのスタイに赤カビが生えた場合についての話ですが、スタイは赤ちゃんの胸元にあるもので赤ちゃんが舐めたり加えたりすることがあります。

そのためスタイに赤カビが生えてしまった場合は赤ちゃんにとって大変な悪影響となります。

赤カビが口の中に入り繁殖…考えただけで恐ろしいですよね。

カビの生えたスタイは絶対に赤ちゃんに使用しないようにして下さい。

赤ちゃんのスタイが変色してしまう原因とは?

スタイは赤ちゃんのよだれにより服が汚れないように使用されるものです。

よだれをキャッチしてくれるスタイは常に湿った状態となります。

スタイは布で作られていることが多く、湿った布に赤カビは発生しやすいんです。

また赤カビが発生しやすい原因についてですが、赤ちゃんのよだれには母乳やミルクといった赤ちゃんの成分も多く含まれています。

この赤ちゃんの成分が赤カビは大好物!

離乳食の成分がさらに追加されればますます大好物となります。

赤カビが発生しやすい環境、好物があるため赤ちゃんのスタイに赤カビは発生するのです。

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赤ちゃんのスタイや洋服の赤カビの対策法!

なんでも口に入れてしまう赤ちゃんですから、赤カビが発生したスタイを使うわけにはいきません。

では、赤カビが発生したスタイは捨てるしかないのでしょうか。

いえいえ、捨てる必要はありません。

赤ちゃんのスタイに赤カビが発生しても、きれいに赤カビをきれいにすることは可能です。

ではどのように赤カビに対策していくのか、見ていきましょう。

煮洗いを行う

赤カビ 赤ちゃん スタイ 煮沸

みなさん煮洗いを知っていますか!?聞きなれないと思う人は少なくないでしょう。

実はこの煮洗い、赤カビにとっても有効なんです。

まず用意するものですが、

  • 大きめの鍋(ステンレスまたはホーロー)
  • 石鹸(粉石鹸でも液体石鹸でも可)
  • 酸素系漂白剤
  • 菜箸(トングでも可)

煮洗いをする場合には、こちらを用意するようにして下さい。

ではどのようにして煮洗いしていくのか見ていきましょう。

  1. スタイがしっかり浸かるくらい鍋に水を入れていく
  2. お湯を沸かしていく
  3. 火を止めて石鹸を入れる(水1ℓに対し粉石けんは大さじ2)
  4. 酸素系漂白剤を全体に振りかけて混ぜていく
  5. 火をつけて弱火で20~30分ほど煮ていく
  6. 菜箸でスタイを取り出し水で軽く洗い流す

こちらが煮洗いの方法となります。

この後はいつものように洗濯して下さい。

今回は粉石鹸の場合を紹介していますが、液体石鹸を使用する場合は大さじ3くらいでもいいかも。

またこちらの煮洗い、煮洗い可能なのは綿と麻素材のスタイとなりますので覚えておきましょう。

電子レンジを使う方法

電子レンジで加熱して赤カビを取っていく方法に必要なのは電子レンジだけ!

すぐに対応できる方法であるため覚えておきましょう。

  1. スタイを手洗いし水をしっかり絞っておく(やや湿っているくらいがベスト)
  2. スタイを電子レンジに入れ、1~2分ほど加熱する

これだけです。とっても簡単な方法だと思いませんか!?

電子レンジで加熱することで赤カビが発生したときの独特の匂いが無くなります。

しかし電子レンジを使用して加熱する方法は、金属のボタンがついたスタイの場合には行うことができませんので気を付けて下さい。

1~2分の過熱が怖いと思うのであれば、30秒を4回とか繰り返し様子を見ながら加熱してもいいのではないでしょうか。

重曹を使う方法

重曹で洗うときに用意するものは、

  1. 大きめの鍋(ステンレスまたはホーロー)
  2. 重曹
  3. 菜箸(トングでも可)

となります。

ではどのようにして洗っていくのか見ていきましょう。

  1. 鍋にたっぷりの水を入れて重曹を大さじ1~3入れ火をつける
  2. スタイを鍋の中に入れ弱火で20分ほど煮ていく
  3. 菜箸でスタイを取り出し熱が冷めるまで放置
  4. 熱が冷めたら水で軽く流し洗濯機で洗っていく

重曹の量は水の量に応じて調整していくようにしていきましょう。

酸素系漂白剤を使う方法

カビ菌といえば塩素系漂白剤(カビキラーなど)が一般的ですが、スタイなど衣類のカビを取るのであれば酸素系漂白剤の使用をおすすめします。

用意するものは、

酸素系漂白剤

だけです。

ではどのようにして洗うのか見ていきましょう。

  1. スタイ、50度のお湯、酸素系漂白剤を入れ蓋をし2時間ほどつけ置き
  2. 2時間ほど経ったらそのまま洗濯していく

酸素系漂白剤があれば簡単に洗うことができます。

事前準備として洗面器にぬるま湯を入れスタイをつけ置きしておきましょう。

そのときに石鹸を泡立てながらもみ洗いしておくとなお良いでしょう。

塩素系漂白剤を使う際の注意点

先ほど、スタイなど衣類のカビを取るときに塩素系漂白剤はおすすめしないということを紹介しました。

その理由は、脱色してしまうからです。

たしかにカビを取ることはできますが、スタイが脱色してしまうため、塩素系漂白剤よりも酸素系漂白剤をおすすめします。

赤ちゃんのスタイの赤カビの予防法とは?

赤ちゃんのスタイに赤カビが発生しないためにできる予防法を見ていきましょう。

酢を水で薄めたスプレーをする

酢を水で薄めたスプレーを作ってスタイに吹きかけましょう。

スプレーの酢と水の割合ですが酢1:水2の割合がベストです。

よだれがついたスタイを放置しないで水洗いする

スタイによだれがついた場合、そのまま放置するのではなくすぐに水洗いすることも赤カビが発生する予防として効果が高いでしょう。

しかしこの方法、かなり面倒ですしスタイがいくつあっても足りません。

使い捨てスタイを使用する

汚れたらすぐに捨てることができる使い捨てスタイが販売されていますので、使い捨てスタイを使うという方法もあります。

衛生面を考えると使い捨てスタイが良いでしょう。

しかし金銭面を考えると、使い捨てスタイはおすすめはしないです。

まとめ

赤ちゃんのスタイに発生する赤カビについて紹介していきました。

☑よだれ、母乳やミルクの吐き戻しが染み込んでいるスタイは赤カビの宝庫
赤ちゃんはなんでも口に入れてしまうので赤カビの発生したスタイは危険
酸素系漂白剤を使用して煮洗いし赤カビを対処できる
電子レンジで加熱することでも対処可能
重曹を入れ煮ることでも赤カビを対処できる
酸素系漂白剤と一緒に洗濯機で2時間ほど放置しつけ置きする
塩素系漂白剤は脱色の恐れがあるため衣類にはおすすめしない
赤カビ予防に酢は効果的
よだれがついたらすぐに水洗いを行うことで赤カビが発生する隙を与えない
使い捨てスタイを使えば衛生的である

いかがでしたか!?

赤ちゃんに身に付けるスタイですので、赤カビにはしっかり対処していきましょう。

赤カビが発生したスタイをそのまま使わないように。