ナッツは、簡単に手軽に食べられるおやつとして食べている人も多いのではないでしょうか!?
ナッツにもカビが生えるということを知っていましたか!?
知らなかった人も多いと思います。
ナッツにカビが生えた場合どんなものがカビなのか気になりますね!?
どうやってカビなのか見分けていいのかわからない人もいると思います。
それでは今回は、ナッツに生えるカビの見分け方についてご紹介します。
目次
ナッツ類に生えやすいカビ「アフラトキシン」とは!?
ナッツのカビ毒には注意しなくてはなりません。
1960年にイギリスのイングランド地方で春から夏にかけて10万羽以上の七面鳥が倒れているという事件があったようです。
その時は、「七面鳥X病」と言われていましたが、研究を重ねていくうちにブラジル産ピーナッツミールをエサとして与えたためだということが分かったそうです。
ピーナッツに生えたカビが原因でそのカビは「A.fla」と「toxin」だったので「アフラトキシン」と呼ばれるようになったそうです。
このアフラトキシンを大量に摂取してしまうと肝障害を起こす危険があるので注意が必要です。
アフラトキシンは、ナッツ類だけでなくとうもろこし、豆類、香辛料、小麦粉、米類も汚染される可能性があるので注意が必要です。
ナッツ類のカビの見分け方について
ナッツ類には「酵素抑制物質」があり、これは種子が子孫を残すための防御能力のようです。
動物にこの状態は毒ですよ!と知らせ、種子自身を守っているようです。
スーパーで売っている生のナッツは注意事項として「このナッツは生です。加熱してお召し上がりください」と記載されているようです。
酵素抑制物質を除去するために親水させよく洗う必要があるようです。
カシューナッツのカビの見分け方は?
カシューナッツの浸水時間は2~3時間と言われています。
それ以上行うと、紫色に変色してしまうことがあるようです。
この状態がまさにアフラトキシンなので、このような場合には捨ててしまった方がいいかもしれません。
くるみのカビの見分け方は?
くるみを5~6時間ほど浸水させた後に乾燥させます。
乾燥させる事で、日持ちが良くなりますが、乾燥させないとその日のうちか次の日には食べないといけないそうです。
夏の天気の良い日に干すのがベストですが、梅雨の湿気の多い時外に干していたら色が変色してしまう事があります。
これは明らかにアフラトキシンなので、色が変だと思ったら食べないほうがよいようです。
アーモンドのカビの見分け方は?
生のアーモンドはローストのものよりもカビが生えやすいと言われています。
期間内でも湿気が多い場所だと色が変色する場合があるそうです。
これはカビ毒なので食べる前にカビていないかいつもと変わったところはないか確認してから食べることをおすすめします。
もう一つ気を付けなくてはならないことは「酵素抑制物質」です。
人間の体内に酵素抑制物質が入ってしまうと体の中で働く酵素の動きを抑えてしまう可能性があるようです。
消化器官、膵臓、肝臓に影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。
それを防ぐためにローストや8~12時間浸水させる必要があるようです。
ナッツ類を長持ちさせる保存方法とは!?
【冷凍保存】
元々持っている水分量が少ないので、冷凍してもほとんど凍っているのか見分けがつかないようです。
そのためどの程度冷凍できるのか定かではありませんが、冷凍したナッツの方がおいしいそうです。
【冷蔵保存】
ナッツは冷蔵保存が可能ですが、冷蔵庫内の湿気をすってしまうので、タッパーなどに入れて湿気が入らないようにすることが大切です。
【常温保存】
常温保存も可能ですが、湿気が入ってしまうとカビの原因となるので、湿気が入らないように容器に入れ、直射日光が当たらない場所に保管すると良いそうです。
ナッツを美味しく食べるにはどうしたらいいのか気になりますね!
ナッツだけでなく一度袋を開けてしまうと少なからず水分を吸って歯ごたえが悪くなり風味や食感もわるくなってしまいます。
そんな時は、軽くフライパンで乾煎りすると良いそうです。
それか料理に使うのもおすすめです。
カビ毒であるアフラトキシンを予防するには、真夏以外の時期は冷蔵庫で保存することをおすすめします。
乾燥させるディハイドレーターなどの機械があればいいですが、ない場合にはしっかりと浸水させてから、すぐに食べないのであれば加熱したほうが良いようです。
ナッツを買う際にはお店選びも重要になるようです。
スーパーなどで販売されているナッツは酸化しているかカビ毒にすでに汚染されている可能性も高いので注意が必要です。
まとめ
今回は、ナッツに生えるカビの見分け方についてご紹介しました。
ナッツは栄養価も高く手軽に食べれることから常に家に置いているという人も居るかもしれません。
☑アフラトキシンはカビが原因で起こり、大量に摂取してしまうと肝障害などの原因となる可能性があるようです。
☑ナッツ類には酵素抑制物質があるので、浸水させて除去する必要があります。
☑カシューナッツの場合、紫に変色していればアフラトキシンに汚染されているようです。
☑ナッツ類は冷蔵保存でも冷凍保存でもどちらでも保存可能なようです。
カビが生えたナッツって見たことある人は少ないかもしれません。
ナッツにカビが生えることなんてあるの?と疑問に思う人の方が多いのではないでしょうか?
生ナッツにはカビが生えやすいようです。
カビ毒であるアフラトキシンを大量に摂取してしまった場合肝障害などを引き起こす可能性があるので注意しなくてはなりません。
酵素抑制物質を除去するためにナッツを浸水させなくてはなりませんが、カシューナッツやくるみ、生アーモンド、それぞれで浸水時間は異なるようです。
カシューナッツは2~3時間、くりみは5~6時間、生アーモンドは8~12時間のようです。
ナッツの袋を開けてしまうとその時点で水分を吸収してしまうので、カビが生える前に早めに冷蔵庫か冷凍庫で保存することをおすすめします。