野球で使うグローブですが、しばらく使用していると臭くなりませんか。
汗や汚れなどの臭いと思われる場合がほとんどで実際にその場合が多いですが、しばらく使っていない場合には違う理由が考えられるかもしれません。
それはカビなどの細菌によるものです。
今回はグローブに付着するカビについて調べていきます。
目次
野球グローブにカビが発生する原因は?
カビが繁殖する原因として、その保管環境が考えられます。
保管の仕方や保管状態によって、カビの繁殖する条件が揃っていればカビは繁殖していきます。
条件とは、温度・湿度・汚れなどのカビ菌の栄養源となるものを残していること・不衛生な場所などが該当し、条件が揃えば繁殖しやすくなりますので、カビが発生します。
野球グローブは、練習や試合などで使用後に表面の汚れは落とすことが多いと思いますが、一番カビが繁殖しやすい内側はほとんど掃除や消毒もしないと思われます。
そのため外側よりも内側の方がカビが繁殖しやすく、グローブの中から臭ってくることが起こります。
グローブは皮製品であり、さらに手を守れるほど頑丈にできていますので非常に通気性が悪く、グローブ内はカビだけでなく雑菌も繁殖しやすいです。
野球グローブのカビの洗い方を紹介!
グローブの外側のカビの洗い方ですが、まずは目に見える土や砂などの固まっている汚れを落としていきます。
汚れを落とし終えたら、消毒殺菌アルコールを染みさせた布やスポンジでカビの部分を拭いていきます。
もしくはスプレー上の消毒殺菌アルコールを吹きかけてからしばらく乾燥させましょう。
ただしアルコールは皮を痛めることがあり、この方法ではカビが比較的少ない場合にしか効果は期待できません。
カビが大量に繁殖している場合には効果が目に見えないかもしれません。
次にグローブの内部のカビの洗い方ですが、まずは濡れた布で内部を拭きます。
このとき指が入る場所など細かい場所も拭き必要がありますので、ハブラシや手袋に布を巻いたりして細かい場所の汚れもふき取ります。
しかしこの方法は内部ということもあり、汚れが落ちているか見ることは難しいのである程度汚れを取ったら、消毒殺菌アルコールで内部をふき取りながら染みさせていきます。
しかしアルコールで皮が痛むので塗りすぎができません。
こちらもカビの度合いによって効果が期待できない場合があります。
表面のカビは乾拭き、水拭きする!
グローブの表面のカビは、乾拭きしてボロボロ落ちることもあります。
この場合はすべてカビを落としてから水拭きに移ります。
しかし表面のカビを落としているだけで根強く残るカビに対しては効果がありません。
それでも落ちない場合はエタノールを使う!
上記の水拭き後にまだカビが残っている場合には、消毒用エタノールを使用する方法があります。
エタノールを湿らせた布でカビ部分を拭いていきますが、このほかにスプレータイプでも代用できます。
強い殺菌作用を持つエタノールである程度カビを分解することはできますので、使用した後はしっかりと乾燥させるようにしましょう。
特に内部は乾燥しにくく風通しが悪いので風通し良く干しておきましょう。
グローブの中のカビは洗う!
上記の内側の洗い方の他に、水またはお湯洗いだけで内部をふき取っていき、乾燥させる方法がありますが、やはりカビに対して水洗いだけというのはオススメできないということが書かれています。
グローブの中のカビに対しては、繁殖具合にもよりますが、カビを分解して再利用するよりも買い替えた方がいいかもしれません。
グローブの中の臭いを取る方法とは?
グローブの中は通気性が悪く、カビの異臭だけでなく、汗臭かったり、革製品独特の臭いもあり、完全に消すのは難しいです。
しかしグローブ用の消臭スプレーなどで対策もできますので、一番行われている対策と言われています。
このほかにカビの異臭に関してはカビを完全に分解しなくてはいけませんので、非常に手間がかかります。
こちらは上記記載の方法でカビの除去分解を行ってから、他の臭い対策を行いましょう。
新品のグローブを使っている場合には、手汗などが染みつきますので、消臭スプレーなどを吹きかけた後で、しっかりと通気性を良くして乾燥させることが重要になります。
グローブのカビの予防・お手入れ方法とは!?
グローブのカビ予防には、外側に関しては汚れを落とすことをしっかり行いましょう。
それから革製品用の保護クリームなどがあれば使用しておきましょう。
内側に関しては、一番汚れやすく見落としやすい手汗と内側の湿度に気を付けましょう。
使い終わったら、消臭スプレーを中に散布してから、通気性を良くして乾燥させることが大事です。
加えて保管に関してですが、まずグローブの近くにカビの生えたものを置かないことです。
カビは周囲にも広がりますので、別の場所にいるカビがグローブに繁殖することがないように、置いておく場所の周りも確認しましょう。
あとは埃まみれの地面に置いたり、密室になる棚の中など湿度が上がる場所には置かないことです。
まとめ
グローブに繁殖するのは、主に白いカビなので見ればすぐにわかると思います。
内側はカビ臭くなってきてからわかることが多いと言われており、長期間保管している場合はカビが繁殖してしまうことが多いです。
特に梅雨時期にグローブを密室に保管しておくと1~2カ月放置しただけでカビが繁殖するそうです。
特に野球部に在籍している中高生などは毎日使用していて乾燥させたりすることが難しいまたは面倒くさいのでやっていないことがほとんどです。
結構な汗をかいて練習を毎日続けていれば、自然とカビが生えてきてしまうそうです。
カビが気になる場合には上記に書いたことを試してみましょう。
私の場合には、専門店でない場所でグローブを購入したので1年で皮がボロボロになってしまい、カビが生える前に買い替えることが多かったです。
今回書いた話のグローブは部活などで使えるしっかりとしたグローブのことを書いていますので、カビが生えたのが嫌でしたらグローブのカビの対策をせず買い替えてしまいましょう。