シャワーヘッドは毎日浴室で使うことが多いと思います。

また洗面所や台所の蛇口にヘッドを取り付けている家庭もあるかと思います。

シャワーヘッド周りは常に濡れていることが多く、カビが生えやすい場所の一つです。

このためシャワーヘッドにカビが生えてもしょうがないと思い放置する場合も少なくありません。

みなさんはシャワーヘッドにカビが生えていることがわかったらどのように対処しますか。

今回はシャワーヘッドに繁殖したカビの除去に関して調べていきます。

シャワーヘッドは取り替えられるものとそうでないものが存在しているので、一概に同じ方法では難しいかもしれませんが、別々に方法があればその違いを書いていきます。

シャワーヘッドにカビが発生する原因とは!?

カビ シャワーヘッド 掃除

カビが発生する原因は、温度・湿度・カビの栄養源の有無・皮脂汚れが揃うと繁殖しやすい環境になります。

特にシャワーヘッドやその周囲は水分を完全にふき取ることが難しく、常に濡れていることが多い場所です。

そのため湿度コントロールは難しく、対策としては汚れを付着させないこととなります。

この汚れとは、シャワーを浴びた際に水しぶきや石鹸カスや水垢などのミネラル成分が白く固まってしまうこともあり、それがカビの栄養源となりカビが繁殖する結果となります。

シャワーヘッドの構造上、内部には常に水分が残ってしまいます。

さらにこれが浴室内であれば、湿度が高い状態となることが多いので、一層カビが繁殖しやすいでしょう。

シャワーヘッドは主に洗い流すことに使われますので、それ自体に飛び散った皮脂汚れなどを洗い流し忘れがあれば、それもカビの栄養源となり繁殖していきます。

スポンサードリンク

シャワーヘッドのカビの掃除方法について

シャワーヘッドのカビの掃除方法は以下に3つ示していきます。

一つ目は中性洗剤を使ったもの、二つ目はカビキラーなどの比較的強い分解力を持つものでの方法、三つ目はクエン酸を使ってパックする方法です。

この中でどれが効果的なのか、どれが簡単なのかを調べていきます。

以下では記載しないのですが、業者に依頼するという方法もありますが、シャワーヘッドのみであればこの方法は採用しないでしょう。

もし浴室全体または家全体でカビの除去を依頼することがあれば、まとめてシャワーヘッドも除去してもらうようにできるはずなので、そのような場合は依頼してみましょう。

中性洗剤で掃除する方法

市販の中性洗剤を用いる方法は、スポンジに洗剤をつけて泡立てます。

泡立ったスポンジでシャワーヘッドを掃除していきますが、この方法での注意点として、目立つくらいに繁殖したカビには効果が薄いということです。

見た目でほとんどカビが生えていないくらいのシャワーヘッドでないならこの方法は行わない方が良いでしょう。

浴室掃除の際に、まとめて行うことでカビの予防につながります。

カビキラーで漬け込む方法

シャワーヘッド全体をお湯の入った密閉できる容器に浸しておき、中にカビキラーを入れて密封していきます。

数時間放置したら取出して、カビキラーが残らないように洗い流していきます。

これは取り外しができるヘッドの場合になりますが、取り外せない場合は、洗面器にヘッド部分をお湯に浸して、カビキラーを入れて密封はしなくてもいいでしょう。

こちらも数時間経過後に、カビキラーを洗い流していけば完了です。

洗い流したものを確認してまだカビが残っている場合には、カビキラーの濃度を上げてから再度同じ作業を行いましょう。

ただしあまり濃度の濃いものや何度もこの作業を行うとヘッドを傷つけてしまいますので注意が必要となります。

クエン酸を使ってパックする方法

高濃度のクエン酸と重曹を溶かしたものでパテ状のパックをカビ部分に付けるという方法があります。

クエン酸・重曹・40℃程度のお湯を混ぜ合わせて、パテ状のものを作る、またはペーパーに溶かしたクエン酸を浸み込ませたものをラップでパック状態にしてから密封したものをカビ部分にはっていくという方法です。

クエン酸を直接カビにふきかけられない場所にはこのようにクエン酸を長時間浸み込ませたものをはりつけることで分解してカビを除去することができます。

ただしこの方法では見た目ではカビが無くなっても根まで取り除いたのかわからないです。

スポンサードリンク

シャワーヘッドのカビの予防方法は!?

カビ シャワーヘッド 掃除 予防

カビの予防は、カビの繁殖する条件を揃えないことです。

今回の場合では、乾燥させることが可能であればいいのですが、それが難しいので、汚れを残さないことです。

石鹸カスや皮脂汚れや洗剤の泡などが汚れに該当し、それが固まってしまうとカビの栄養源ができてしまいますので、汚れたままにしないようにすることが予防策の一つです。

浴室ならば50℃くらいのお湯をかけるだけでカビ予防になりますので、簡単に行うことができます。

この方法を行ったら、できるだけ浴室の換気を行い乾燥させるようにしましょう。

あと換気扇があれば使用して、できるだけ湿度を上げないようにしましょう。

まとめ

シャワーヘッドのカビの予防は現実的に難しいと思います。

特に浴室内のものは浴室を常に乾燥状態にすることが難しいので、湿度が高い状態が続きます。

シャワーヘッドだけでなく浴室全体においてカビが生えやすく、気づいたときにはかなり根深いカビが繁殖している結果となります。

可能であれば取り替えた方が一番健康には良いと思われます。

シャワーヘッドは内側に一番カビが繁殖しやすく、また見落としやすいので、内部も確認するようにしましょう。

ヘッドの外側だけカビを除去しても内部に残っていれば、すぐに外部にまで繁殖してしまいます。

外部のカビよりも内部の方が重く受け止める必要があり、内部を伝わって水が出てくるので、内部がカビだらけならカビで汚れた水が出ていることになります。

それは避けたいことですので、カビの掃除をする際にはヘッド内部を気にしながら掃除するようにしましょう。

カビ掃除したくなくて何とかしたいならば、ヘッドを取り替えてしまいましょう。