いつの間にか窓にカビが生えていた…なんてことはありませんか?

窓周辺は結露や雨などで水分が豊富、外に繋がる場所なので餌となる土やホコリが溜まりやすいとカビが繁殖する環境が整っているんです。

カビは一度生えると除去するまで増え続けます。

カーテンや壁紙などにまでカビが広がらないように窓のカビは掃除や予防対策が必要になってきます。

窓枠にカビが発生する原因は!?

カビ 窓際 対策

窓枠にカビが発生する主な原因は結露による水分です。

結露とは外と室内の温度差によって水滴が発生する現象です。

冬場に多く見られ、外の気温が下がる朝方などは窓から滴り落ちる程の水分が出ます。

カビは温度5度~35度前後と水分があれば繁殖することができます。

空気中にどこにでも漂っていますので結露ができてそのままにしているとカビが発生する原因となってしまうのです。

窓枠に発生したカビの落とし方とは!?

窓枠のカビを落とした後はしっかりと乾燥させて殺菌することが大切です。

掃除は天気の良い日に行った方が良いでしょう。

洗剤がかからないようにカーテンなども外しておきましょう。

カビの胞子が付着している可能性がありますので、カーテンも一度洗濯することをおすすめします。

準備するもの…水で薄めた食器用洗剤、エタノール、雑巾2~3枚

洗剤やカビで手が荒れる可能性があります。

ゴム手袋を着用して作業をしましょう。

  1. 水で薄めた食器用洗剤をスプレー式の容器に入れ、全体に吹きかけます。カビが生えている部分は特に重点的にふきかけましょう。
  2. 5分程時間を置いたら雑巾を濡らししっかりと拭きます。洗剤の成分が残っているとカビの餌となりますのでしっかりと拭き取りましょう。
  3. 乾いた雑巾で水分を完全にぬぐい、エタノールで消毒をします。スプレー式の容器に消毒用エタノール8:水2の割合で薄めたものを使用しましょう。
  4. 日が当たる場合はそのまま自然乾燥させ、日が当たらない場合は乾いた雑巾で拭きとります。

サッシの部分のカビの落とし方

サッシ部分は土や髪の毛などのゴミが溜まりやすいので、カビを落とす前に掃除が必要です。

準備するもの…歯ブラシ、塩素系漂白剤、雑巾2~3枚

水で薄めた食器用洗剤でもカビを落とす事は可能ですが、サッシ部分はふき取りが難しく、成分が残ってしまうとカビが再発してしまいますので塩素系漂白剤を使用することをお勧めします。

  1. 歯ブラシでサッシにこびりついた汚れやゴミを落としていきます。
  2. ゴミを取り終わったら濡らした雑巾で水拭きをします。
  3. その後塩素系漂白剤を吹きかけ15分ほど放置し、しっかりと拭きあげます。

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塩素系漂白剤は取り扱いに注意が必要です。

  • 手荒れを起こしやすいので必ず手袋を着用しましょう。目に入らないようにゴーグルや眼鏡も着用することをおすすめします。
  • 換気をしながら行ってください。
  • エタノールなどの酸性と混ざると塩素ガスという有毒なガスが発生します。絶対に一緒に使わないでください。

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ゴムパッキンの部分のカビの落とし方

ゴムパッキンにカビが生えている場合、根を張っていますので中々落ちません。

塩素系漂白剤で殺菌、色素沈着を除去する方法がおすすめです。

準備するもの…塩素系漂白剤、キッチンペーパー、雑巾、手袋

  1. ゴムパッキンに塩素系漂白剤をふきかけます。流れ落ちないようにキッチンペーパーを細くねじったものでゴムパッキンを覆います。
  2. キッチンペーパーが洗剤を吸ってしまった場合は上から再度塩素系漂白剤を吹きかけましょう。
  3. 15分~30分ほど放置をした後、濡れた雑巾でしっかりとふき取ります。1回でカビが落ちない場合があります。数回に分けて行いましょう。

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流れ落ちないジェルタイプのものもあります。

こちらはキッチンペーパーは不要です。

窓際のカビの予防対策法

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カビが生えてしまうと掃除が大変なので、生える前に予防が必要です。

【窓際のカビの予防対策】

  • 結露などをふき取り、乾燥している状態を保ちましょう。
  • 定期的にホコリを落とし、サッシ部分のゴミの除去も行いましょう。
  • 月に1回程度エタノールを吹きかけて除菌を行いましょう。
  • 窓にはわずかな隙間が存在します。隙間から入ってくる冷気で結露が発生しますので、専用のテープなどで塞いでおきましょう。

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結露防止だけでなく、暖房効果を高めてくれますので電気代の節約にもなります。

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結露を拭き取る

カビを予防するためには結露を小まめにふき取り、乾燥させた状態を保つ必要があります。

結露は室内と外の温度差が15度以上になると発生します。

寒い日に室内で暖房器具を使っていると1日中結露が発生する状態となります。

発生した結露は乾いたタオルで小まめに拭き取りましょう。

結露で濡れたままにしておくと窓だけでなくカーテンや壁にもカビが発生してしまいます。

面倒臭いと言う方は窓に新聞紙を貼り付けて結露を吸収させるという方法もあります。

見た目が悪くなりますので気にしないという人向けです。

結露防止シートを使用する

結露を防ぐには「結露防止シート」の使用をおすすめします。

安い物だと100均にも売っています。

発生した結露の水分を防ぐもの、遮熱作用があり室内の温度を保ってくれるものなど様々なタイプがあります。

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断熱性のあるものは室内と外の温度差を少なくしてくれるので、部屋を暖かく保つ事ができます。

窓を開けて空気の入れ替えをする

窓を開けて換気をすることもカビ対策になります。

ただ窓を開けるだけでなく、空気の入り口と出口を作ってあげることが必要です。

部屋が複数ある場合は2か所以上の窓を開けましょう。

その際、空気が流れるように部屋の扉も開放しておいてください。

1つしか窓が無い場合は換気扇を一緒に稼働させます。

冬場は寒いですが朝に1回は窓を開けてこもった空気を追い出すようにしましょう。

料理をする時は換気扇を回す

キッチンはカビに快適な環境です。

水場がある、餌となるたんぱく質が豊富、火を使うため高温になるとカビ菌が繁殖しやすい状態になります。

換気扇を回して空気がこもらないようにすることでカビの対策ができます。

汚れやホコリが付着した換気扇は、カビの胞子をばらまきますので月に1回は掃除をすることをお勧めします。

まとめ

窓際のカビは結露などの水分、ホコリなどの餌で繁殖をします。

【カビの除去方法】

  • 窓枠…水で薄めた食器用洗剤を吹きかけ、5分程放置した後にしっかりとふき取ります。その後エタノールで消毒をしましょう。
  • サッシ…歯ブラシなどでゴミなどの汚れを落とし、塩素系漂白剤を吹きかけ15分程放置。濡れた雑巾でふき取ります。
  • ゴムパッキン…塩素系漂白剤を吹きかけキッチンペーパーでパックを行います。30分後に濡れた雑巾でしっかりと拭きあげます。

【予防対策】

  • 結露を小まめにふき取る、定期的にホコリを掃除する、月に1度エタノールで消毒をする等。

こもった空気の中ではどんどんカビ菌は繁殖します。

湿度の高い雨や雪の日でも窓を開けて換気をすることで分散をさせることができます。

梅雨時期や冬の寒い日は窓を開けるのをためらいがちですが、わずかな時間でも空気の入れ替えを行うことで、面倒くさいカビの掃除を回避することができます。